シナモンロールの日に改めて感じるパンの魅力

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    本記事は(不)定期的に書いている地球の歩き方の記事の後書きとして、裏話などをざっくばらんに書いていきます。

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    10月4日は、久しぶりに真っ青な秋晴れの空となった。清々しい。学校の帰り、買い物を済ませて、お目当てのkanelbulle(シナモンロール)を買いに行く。

    「シナモンロールの日」なんて、本当は策略に過ぎない。まんまとそんなマーケティング戦略に乗せられているけど、誰も気になんかしない。みんなこの日を心待ちにしているし、楽しみたい。win-winの関係だ。

    駅から外に出ると、「あの店」のパン袋を持った何人かとすれ違う。それだけでワクワクする。店はもう近い。

    だんだん近づいていくと、人が並んでいるのが見える。相変わらずの行列。圧倒的な人気。あの店、Lillebrors Bageriのサインが目に入る。

    そういえば、ここのベーカリー以外で、ストックホルムでは行列をあまり見たことない。あるとすれば、ライブや金曜日のSystembolaget(国営の酒屋)のレジ前。

    ここのベーカリーは常に行列があると思う。特に、週末のオープン直後はさらに長く続く。でも回転はめちゃくちゃ速い。あっという間に自分の番。

    ずっと生地を練って、シナモンロールに成形しているスタッフを横目に、パンのショーケースへ。

    シナモンロールより好きなkardemummabulla(カルダモンロール)やほかのパンも買おうと思ったけど、この日はシナモンロールしか売っていない。

    一面シナモンロール。シナモンロールのマーチング。

    奥には焼き上がったばかりのシナモンロールたちが熱を冷ましながら控えている。

    そっか、今日はシナモンロールだけか。だから回転が速いのか!

    そして、3人のスタッフ各々が1人の客について、注文から会計までを担当する。さらに速いわけだ。

    1個33クローナのシナモンロール。本当は1個しか買わない予定だったけど、なんか申し訳ないと思って、店員さんたち頑張ってるし2個、、、いや、ルームメイトのためにもと思って、結局3個購入。1個だけしか買わない勇気がいつもない。

    支払いをして、シナモンロールの入った紙袋を受け取ると、かなり温かい。そして、ほんわかと漂うシナモンとバターが混ざった良い香り。

    でも袋には既に油が滲んでいて、ちょっと持ち帰りにくい。ロールたちがつぶれないように、そして油がカバン内部につかないように、カバンの中に大切にしまう。

    カバンを担いでいても、顔面に漂ってくるシナモンロールの香り。ジブン、歩く宣伝塔。

    ちょうど帰宅ラッシュ。シナモンの臭いが苦手な人にはごめんねと思いつつ、電車に乗り込む。座席には座れたけど、カバンが押しつぶされないように死守。ケーキじゃなくて、パンの類で良かったと心から安心。

    結果、家に帰ってくると、買い物バッグに入っていたトマト1個がクラッシュしてた。ごめんね、ロールじゃなくて、あなたを守れなくて。でもその夜にはそのトマトを美味しくいただいた。

    大切に守られたシナモンロールを、温かいコーヒーと共にゆっくり ”召し上がり”たいところだけど、香りという名の誘惑に負けて、とりあえずかぶりつく。おいしい!

    家まで約50分。まだ温かいそのシナモンロールは、しっとりしていて、もっちりとした食感。パンというよりもスイーツ。かみしめるごとにシナモン、そして濃厚なバターのうまみがしみ出してくる。幸せ!

    美味しすぎるので、ルームメイトに渡る予定だった残り2個は、申し訳ないけど、自分でいただくことにそっと決める笑

    コーヒーを準備して2個目へ。どれだけでも食べられる美味しさ。

    この日は朝からストレスフルだった。電車が事故の影響で止まり、40分で学校へ行けるところ、2時間もかかって遅刻。授業中に教室の中に入るのは好きじゃない。何より遅刻が好きじゃない。

    こんだけ遅れてるなら、学校行かないでおこうかと電車の中で思ったけど、この日の講師に到着遅れるとメッセージ送っちゃった。だから、学校に着く時間が、授業の休憩時間と重なれと思った。

    結果、休憩時間開始よりも10分早く到着、おとなしく教室の中へ。案外大丈夫だった。

    そんなこんなの、1日を終えての至福のシナモンロールとのひと時。Cinamonrolls made my day!

    残り1個のシナモンロール、カラメリゼ付きは翌日のフィーカに。

    ロールの底にしっかりと付いていたカラメリゼは、まるでフロランタンのような味。香ばしく、リッチな味わい。

    ロールは冷めているからか、香りと甘さをより強く感じた。2日間浸ることができたこの幸福感、そして手についたシナモンの香り。また来年が楽しみ。

    ストックホルムに訪れる際は、ぜひこちらのベーカリーに立ち寄って、お気に入りを見つけてほしい。

    ちなみに、Lillebrors Bageri(Instagramページ)は、小さな兄弟=”弟”のベーカリーという意味。末永く愛されてほしいという意味が込められてるのかな。

    昨年食べてみて抜群に美味しかったsaffranbulle(サフランロール ※写真はベーカリーのInstagramで!形はシナモンロールと同じ、でも黄色いパン)は、11月に入ってから発売が始まるので、機会があればぜひ味わっていただきたい。

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